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プロジェクトリーダーについて

プロジェクトリーダーの仕事内容

プロジェクトリーダーとは、プロジェクトを完遂するために担当領域を監督する責任者のことです。
チームの構成員の得意領域によって個々の担当領域は異なりますが、プロジェクト全体を管理するプロジェクトマネージャーの下位において、担当する領域のトップとしてチームを総括する必要があります。
要は、現場の責任者ということです。

プロジェクトリーダーの仕事内容は、プロジェクトを完遂するための計画立案から、課題や問題がある時はその解決も率先して行うことなど多岐にわたります。
チームメンバーの指導や育成も仕事の一部です。

プロジェクトリーダーに必要なスキル

チームメンバーを総括するのがプロジェクトリーダーの仕事ですので、高いコミュニケーションスキルが不可欠です。
個々のメンバーをよく観察し、それぞれに適切な声かけを行い信頼を得るとともに、現場の状況を把握し、的確な対処をする必要もあります。

また、チームの先頭に立つわけですから、強いリーダーシップも必要です。
周囲の人たちをぐいぐい引っ張るだけでなく、個々のメンバーに対して細やかな気遣いができることも求められます。
したがって、リーダーシップとは、その人に備わるもともとの資質やこれまでのキャリアで培われた経験などが大きく影響するスキルと言えるでしょう。
加えて、人材配置や品質管理、スケジュール管理など、リーダーとしてさまざまなことを管理するマネジメントスキルも必要です。

もう一つ、プロジェクトリーダーに必要なスキルとして危機管理能力が挙げられます。
エンジニアが複数人かかわるようなプロジェクトの場合、個々人の力量に差があることで齟齬をきたすことは大いに考えられることでしょう。
トラブルや不具合が発生した時に適切な対処を取れるかどうかのスキルが問われます。

たとえ堅固な体制を築いていても、トラブルや不具合など予期せぬ危機が起こることはあり得ます。
そんな時、プロジェクトリーダーは速やかに適切な対処を行う必要がありますが、それには日ごろから考えうる限りの事態を想定しておくことが必要です。

プロジェクトリーダーになるには

プロジェクトリーダーには、未経験からいきなりなることはできません。
一般的にはプログラマーとしてスタートし、システムエンジニアなどの経験を重ね、それらの経験で培った知識やスキルを生かしてプロジェクトリーダーを任されるというパターンが多いです。
そのため、最低でも数年の実務経験が必要でしょう。

なお、プロジェクトリーダーになるための必須資格はありません。
資格より、現場で生かせるマネジメントスキルやリーダーシップが物を言います。
ただ、プロジェクトリーダー試験や応用情報技術者試験などがあると有利です。