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大工工事業

大工工事業とは

大工工事業は木材の加工や取り付けによって工作物を増築したり、木製設備を工作物に取り付ける工事を行います。
基本的に木工事が大工工事の大部分を占めると考えればいいでしょう。
他にも造作工事や型枠工事といったものも大工工事業に含まれます。

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たとえば、梁や柱を地震に備えるために補強をする耐震工事や、界壁工事といったものも大工工事となります。
木に関する部分を工事するのであれば、それは大工工事に分類してよいでしょう。

型枠工事とは、コンクリート製の建築物を造る時に、コンクリートを流し込む枠を作る必要があり、そのための工事です。
コンクリートを入れることになる枠が木製ならば、大工工事として分類されます。
ただし、木製ではない型枠工事については、大工工事ではなくて、とびや土工、コンクリートなどの工事となります。

造作工事というのは、建物内部の仕上げをしたり、天井や床板、階段などを取り付ける工事のことです。
これらも基本的に木製のものだけが大工工事とみなされます。

大工工事業との違いがあいまいなものとして内装仕上げ工事業があります。
許可申請を行う際には、どちらか一方の許可しか取れない場合はそちらで申請をすることになります。

日本では今でも多くの木製の建築物が存在しています。
最近は色々な建材が登場していますが、未だに木材は重要な役割を果たしています。
そのため、大工工事の需要がなくなることはなく、今でも需要があります。

大工工事業の仕事

大工工事の仕事は職人の腕しだいで給料の額が決まるといってよいでしょう。
技術力があり、多くの仕事を受けることができるのであれば、高い給料を稼ぐことは不可能ではありません。

大工工事の仕事をしたいならば、弟子入りをすることになります。
修行をして、技術を身に付けていくことによって、一人前になれます。
3Kの仕事として扱われることもありますが、楽しく仕事をしている人が多いです。

仕事ではものづくりの楽しさを味わうことができます。
自分の関わった工事によって、建築物が完成した時には大きな達成感と満足感を得られるでしょう。
どんな環境で働くかによって、任される仕事の種類は異なります。

労働条件については、まともな企業で仕事をできるならば、良い待遇で働けます。
中には劣悪な環境で働くことを強いられるケースもあるため、注意しなければいけません。

大工工事は実力主義の世界であり、年齢や経歴などは関係ありません。
仕事のできる人はそれだけ大きな仕事を依頼されて、高収入を実現することができます。
そのため、大工工事の世界はとても夢があります。

常に新しい技術や最新の工具などを揃えることが大切です。
充実した気持ちで働いている人が多いです。