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  2. IT業界のキャリアアップ

ITコンサルタントに必要なスキル

ITやマーケティングの知識を活用して、クライアントの利益をアップさせる

ITコンサルタントは、主に企業を顧客として担当しその売上や利益をアップさせる提案を行う存在です。
企業によっては売上が伸び悩み、「どうすれば良いかわからない」という場合があります。
また、企業によってはITに詳しい人材が社内におらず、会社全体のIT化が遅れていることもあります。
こうした企業がIT技術の導入を進めるには、時間も費用もかかってしまいます。

ここで活躍するのがITコンサルタントです。
ITの知識やマーケティングの知識を活用して、顧客に「こうすれば売上が伸びますよ」という提案を行います。
営業職は自社のサービスを販売する仕事ですが、コンサルタントはクライアントをサポートするのが主な業務です。

Webに関する幅広い知識に加えて、マーケティングのスキルも必要

ITコンサルタントはもちろんITに関する知識や技術に詳しい必要がありますが、それと合わせ重要になってくるのがマーケティングの知識です。
マーケティングはどのような施策をすれば売上アップに繋がるかを考えるものですが、これには多種多様な方法があります。
事例を元に、クライアントへさまざまな角度から提案できるスキルがコンサルタントとして必要です。

マーケティングの知識は大学などで学ぶことができますが、最近は社会人になった人もあらためて学び直す人がいます。
大人になってからの勉強は時間が限られていて大変なこともありますが、その分だけ自分のスキルや知識を高めることができます。
今後の自分への自己投資と考えて、まだ学生の人は大学などで学んでみるのも良いでしょう。

また、コンサルタントとして必要なこととしてもうひとつ、「実績」も挙げられます。
クライアント企業の売上や利益を大きくアップさせることができた経験は、何よりも自分のプラスになります。
今後の転職にもプラスとなることが多く、場合によっては「年収1,000万円や1,500万円を払っても良いから、ぜひ当社に来てほしい」という声がかかることもあります。

求人は未経験からでも募集されているため、チャレンジ精神が大切

ITコンサルタントの求人は未経験からでも募集されており、やる気や熱意があれば誰でもなることができます。
ITの知識やスキルは仕事をする中で身につけていけば良いことも多いため、まずは求人を見てみるのも良いでしょう。

ただし最初から高収入を狙おうとしても、上手くいきません。
豊富な知識や経験が積み重なって初めて高収入が期待できるため、まずは働き始めたら目の前の仕事をしっかり頑張りましょう。
常に結果を意識して仕事をすれば、今後のキャリアアップの道が見えてくるはずです。

セールスエンジニアについて

IT技術を身に着けた、セールスもできる人材

IT業界の仕事にはさまざまな職種がありますが、「セールスエンジニア」という仕事はあまり聞いたことがないかもしれません。
これはその名の通り、ITの技術的な知識やスキルをバックグラウンドに、セールスの業務を行う人を差します。

IT技術で作ることができるのはweb上のシステムやサービスですが、これを販売することで企業は利益を得ることができます。
ただ、単純に作るだけでシステムやサービスが売れることはほとんどなく、営業スタッフによるクライアントへの提案が必要です。

ここで問題となるのが、営業スタッフのIT知識です。
提案を受けるクライアントの担当者は、場合によってはITの技術にかなり詳しいことがあります。
営業先の担当者から質問や相談を受けたときに素早く回答できないと、相手に不信感を持たれたりプロダクトに興味を持ってもらえない可能性があります。

営業スタッフはセールススキルを磨くことに重点を置くことが多く、ITに関する知識などが手薄になることがあります。
これでは良い提案ができません。
ここで存在感を発揮するのが、セールスエンジニアです。

セールスエンジニアは一般的な営業職よりもITの知識に詳しく、クライアントからの質問などにもスムーズに対応することができます。
さらにセールスのスキルも身につけているため、単なるITの技術的な説明に終わらず、先方の要望や状況に合わせた最適な提案を行うこともできます。
このようにセールスエンジニアは二刀流とも言えるような職種であり、これからも需要が見込まれます。

ITの専門的なスキルに加えて、セールスのスキルも磨く必要がある

セールスエンジニアは魅力のある仕事ですが、ITの技術もセールススキルも学ぶ必要があります。
どちらも中途半端なレベルではビジネスの現場で通用しないため、両方を高いレベルで身につけていなければいけません。

ただしその分、セールスエンジニアは誰でもなることができるわけではなく、希少価値の高い人材になることも可能です。
またITの知識はスペシャリストよりは多少劣っても問題ないため、企業によってはある程度のレベルで通用することもあります。

まずはセールスかエンジニア、どちらかのキャリアを積むべき

セールスエンジニアを目指す場合、最初から2つの道を極めるのは難しいです。
そのためまずは営業職かIT系のエンジニア、どちらかの仕事を始めると良いでしょう。
そして経験を積んだタイミングで、転職や異動を申し出るのがスムーズです。

最近は変化の激しい時代であり、ひとつのキャリアだけでは不安な面もあります。
この職種はどちらの道に戻っても働けるため、リスクを抑えることもできます。

Webディレクターに必要なスキル

サービスを作るリーダー的な役割

インターネット上で提供されているサービスは、当然ですが1人だけで作られているわけではありません。
プログラマーやデザイナーなどさまざまなIT系の職種の人が協力してひとつのサービスが出来上がっています。

多くの人が協力してひとつのサービスを作るとき、それぞれのスタッフがバラバラに動いているとプロジェクトが上手く進みません。
各スタッフが自分の業務だけに集中すると、ほかの人のことを考えずに仕事を進めてしまい、修正や見直しが多く必要になることもあるのです。

こうしたトラブルを避けるため、チームの業務を管理してサービスを作り上げる役割を担うのがWebディレクターの仕事です。
ディレクターは管理職的な立場であり、実際の業務をするスタッフの進捗管理や今後の計画立案などの業務を主に行います。
こうした全体の舵取りをすることで、バラバラになりやすい業務がスムーズにひとつに集約するようになるのです。

Webディレクターになる場合、実務はほかのスタッフへ任せることになります。
ですがそれは、「ディレクターに専門知識が必要ない」という意味ではありません。
むしろディレクターは実務を担当するスタッフに劣らない知識を持っていないと、実務を行うスタッフと話が噛み合わなくなってしまいます。
もちろん細かな知識までは必要ないかもしれませんが、ある程度のレベルまではITの知識を幅広く持っている必要があるのです。

Webディレクターになるには、まずは実務経験が必要

Webディレクターはマネジメントをする立場になるため、あまりIT知識のない人や実務経験に乏しい人がなるのは難しいです。
最初はプログラマーやSEとしてさまざまな仕事をこなす中で経験を積み、そこからキャリアアップとしてディレクターの立場になるのが一般的です。

また、単に経験年数を重ねればディレクターになれるかと言うとそういうわけではなく、高いスキルを身につける必要があります。
早い人は短期間でステップアップする人もいますが、なかなかなれない人も残念ながらいます。
ただ、やる気と熱意を持って仕事に取り組めばなれる可能性は高いはずです。

Webディレクターに必要なスキル

Webディレクターになるために必要なスキルとして、まずマネジメントスキルが挙げられます。
プレーヤーとしてではなくチームとして大きな結果を出すことは、1人で仕事をするのとは違う難しさがあります。

また、コミュニケーション力も必要です。
ディレクターになるとさまざまな人とやり取りをすることになるため、どんな人とでもスムーズに意思疎通を図れる力はマネジメント職として必要不可欠なスキルと言えます。
Webディレクターは大変なこともありますがやりがいもあるため、目指してみるのも良いでしょう。

プログラマーに必要なスキル

プログラミングを担当する仕事

インターネット上のさまざまなwebサイトやサービスは、プログラミングによって作られています。
プログラミングとはweb上でページを表示させたり画面を動かしたりするための言語のことで、専門的な知識が必要です。
プログラマーは、このプログラミング業務を担当する人のことを差します。

ただ、プログラミングとひとことで言ってもその内容は幅広く、携わるプロジェクトによって多種多様な言語を使います。
また、時代が進むにつれて使われる言語も変わるため、プログラマーは常に勉強が必要です。
その次代に主流となっている言語をいち早く身につけて、それをビジネスで使えるレベルにまで上達させておく必要があります。

プログラマーは現在、IT技術に触れやすくなったこともありとても需要の高い職業です。
収入も高い水準であることが多く、スキルのある人は20代でも年収1,000万円などの高収入を得る人もいます。
プログラミングに興味がある人にはもちろんおすすめですが、「仕事を頑張って高い収入を目指したい」という人にもプログラマーはおすすめです。

とにかくプログラミングの知識と、実際に使えるスキルが大切

プログラマーに求められるスキルは、「プログラミングの知識と技術」です。
プログラミングはコードと呼ばれる文字の羅列を記述することになりますが、これは何も知識がない人には書くことができません。
プログラマーはこれをひと通り学ぶ必要があります。

プログラミングの知識は専門学校や大学で学ぶこともできますが、インターネット上の動画で学ぶこともできます。
最近はプログラミングのスクールも多くの企業がサービスを提供しており、学ぶための環境はますます整ってきています。

さらにプログラミングに関する書籍も数多く発行されており、積極的な意思さえあれば独学で学ぶこともできます。
書籍なら2,000円や3,000円で専門知識を学ぶことができ、深いレベルまで身につけることも可能です。

プログラマーには、企業に属するかフリーランスで働く道がある

プログラマーは基本的にIT企業に入社すればなることができます。
スキルを身に着けたあとでプログラマーの求人に応募して面接などに合格すれば、晴れてプログラマーのキャリアをスタートできます。

最近はフリーランスで働く人も増えています。
企業としても正社員として人を雇うのではなく、フリーランスに仕事を外部委託するという形を取るところも増えており、今後はますますこの流れが加速する見方もあります。

どちらの道で働くかは、まずはスキルを身に着けてから考えると良いでしょう。
会社員として働くのもフリーランスとして働くのも、それぞれ向き不向きがあるためじっくり考えて決断してください。

管理職と専門職ITエンジニアが進む道

IT業界には年齢の壁がある

IT業界は他の業界よりも、変化のスピードが非常に早いです。
コンピューターは1つ1つの動作が速いため、急速なスピードで成長していきます。
そのためこの業界で働くエンジニアも、その変化に対応していく必要があります。

ただ、人の場合は年齢を重ねると体力や能力が衰えてしまうことが多いです。
若い頃は新しい技術などもすぐに吸収できますが、30代や40代になると、20代でできていたことが難しくなることもあります。
IT企業で働く多くのエンジニアは30代半ばで限界を感じることがよくあり、これは業界内で「35歳限界説」と呼ばれています。

そのためこの業界で働く場合、できるだけ20代のうちに今後のキャリアについて考えておくことが大切です。
ITエンジニアのキャリアは大きく分けて、管理職と専門職の2種類があります。
これら2つの違いを理解しておくことで、今後の未来について考えやすくなるはずです。

管理職として進む場合の仕事内容

管理職としてIT業界に残る場合、新しいIT技術について勉強する必要はなくなります。
もちろん全く知らないのは良くありませんが、大体どのような内容なのかを知っておけば、あとは現場を担当するエンジニアに任せれば良いことになります。
管理職は年齢が高くなるほど担当しやすくなるため、IT業界での一般的なキャリアパスと言えます。

ただし管理職になる場合、エンジニアとして高い実績を上げる必要があります。
ずっと大きな成果を上げられないと管理職になることができず、年齢を重ねても現場の仕事をするというのも珍しくありません。
若いエンジニアに追い抜かれてしまい、場合によっては仕事がなくなる可能性もあります。
最後は退職に追い込まれる可能性もあるため、若いうちにしっかりと経験やスキルを磨くことが大切です。

管理職は誰でもなることができるわけではなく、人数が限られています。
自分が選ばれるよう、将来を考えて仕事をするようにしましょう。

専門職に進むときは、どのような仕事になるのか

専門職としてIT業界に残る場合、常に新しい技術を勉強する必要があります。
以前に身に着けた知識だけでは今の時代に対応することは難しいため、書籍などで学ぶことが大切です。

専門職を続けていくのは年齢が高くなるほど難しくなりますが、IT言語が好きだったり、さまざまなwebサービスを作ることに興味があったりする場合は、続けやすいと言えるでしょう。
高いIT技術を持つ人材は管理職と同じく、プロとして現場でとても必要とされます。
スペシャリストになれば高収入を得ることもできるため、自分のITスキルに自信があるなら、専門職も良いでしょう。
このように管理職と専門職は異なる特徴があるため、自分に合う道を選びましょう。

IT技術者として必要なスキル

プロジェクトの管理スキルは大切

ITエンジニアとして必要なスキルはさまざまなものがありますが、その1つとして「プロジェクトの管理スキル」が挙げられます。
IT企業の仕事は、プロジェクト形式で進められることが多いです。
1つの企画やサービスを複数人のエンジニアで担当することが多いですが、このときに全体を見れる人材は非常に重要です。

エンジニアは自分自身の業務は把握することができても、森を見るようにプロジェクト全体を見ながら仕事を進められる人は実は少ないのです。
そのため管理能力を持っている人材は、多くのIT企業から必要とされます。

ただ、このスキルは、磨くのが難しいです。
個別の業務を行っているだけでは、マネジメント能力は向上しません。
小さなプロジェクトでも良いから少しずつリーダーや管理職の仕事を任せてもらう必要があります。
そうやって目の前の業務に励み成果を出していければ、マネジメント職への道も見えてくるでしょう。
こうした経験を積み重ねることで、プロジェクトの管理スキルも向上していくはずです。

論理的な思考能力も、エンジニアには必要

ITエンジニアは「論理的に考える力」も大切です。
IT業界の仕事はプログラミングで成り立っていますが、プログラムは完全に理論で構築された技術です。
「こうだから、こうなる」という論理に基づいた考え方は、IT技術者として活躍するには必須と言えます。

論理的思考能力を鍛えるには、「なぜ?」ということをいつも考えるようにしましょう。
なぜこの業務が必要なのか、なぜこうなるのか、ということを常に意識することで、いつも理屈で考える癖をつけられます。

また、人と話すときも、常に根拠を元に話すと良いでしょう。
根拠なく話す人は説得力がなく、物事を上手く進めにくくなります。
きちんとした根拠を持って話すことで、周りの人に信頼される人材になることができます。

コミュニケーションスキルも実は重要

ITエンジニアはコミュニケーションスキルも必要とされます。
プログラマーなどは業務をこなせば良いため、あまり高いコミュニケーションスキルは必要ではありません。
ただ、より高いレベルの仕事をするのであれば、他のエンジニアとの連携や、自分の考えを上手く伝えることが必要になります。

コミュニケーションスキル能力を磨くには、まずはさまざまな人と話すことが大切です。
エンジニアの中には人間関係が苦手な人もいますが、できるだけ意識して人と話すようにしましょう。
また、できれば同じ部署の人だけでなく、他部署の人とも話すと良いでしょう。
普段あまり接しない人と会話することで、自分の対応力が磨かれます。
これを繰り返していると、いつでも自分の考えをしっかり伝えられるようになり、連携も上手くなります。

フリーランスになる道

ITエンジニアはフリーランスとして働く道もある

ITエンジニアは企業で働くこともできますが、フリーランスとして独立することもできます。
IT業界の仕事はPCで行うことが多いため、自分のPCがあれば企業で属さなくても働くことができます。
そのため企業から退職して、自分自身で仕事をする人も比較的多いです。

IT企業は近年、少しずつ高収入を得にくくなってきています。
自分で仕事を引き受ければ実力や頑張りで収入が決まるため、やりがいは大きくなるはずです。

フリーランスで働くと、収入はどれくらいになるのか

フリーランスでITエンジニアの仕事をするとき、特に気になるのが収入です。
フリーランスのエンジニアの年収がどれくらいになるかは、一概に言うことはできません。
その理由は「フリーランスの場合、完全の自分の実力によって決まるため」です。

あまり休まず常に仕事を受ければ、年収800万円や1,000万円を超えられる可能性は十分あります。
ただ、逆にあまり仕事をせず、クライアントからの依頼にしっかりと応えられないと、収入は企業で働く場合より下がってしまうことがあります。
独立して仕事をする場合、「収入を伸ばせるかは自分次第」ということをよく理解しておく必要があります。

「フリーに転身すれば、収入が上がる」というのは、確かに当てはまることもありますが、軽く考えていると痛い目を見ることもあります。
「大きな収入の伸びを期待したのに、実際はあまり仕事が来なくて廃業してしまった」という例も中にはあるため、十分に検討してからフリーランスになることをお勧めします。

常に高い実力を磨くことが大切

フリーランスとして活躍し続けるには、常に自分のスキルや経験を磨く必要があります。
企業に属して働いていると、いつも一定の給料をもらうことができます。
しかしフリーランスの場合、クライアントが求めるレベルに合わないと、他のエンジニアに依頼が変更されてしまうため、自分に仕事が来るように努力する必要があります。

独立して働く場合、「待っていれば仕事が来る」という考えはやめるべきです。
自分が身につけた実力を武器にして、自分自身を企業へ売り込むことが大切なのです。

ただ、フリーランスは厳しいこともありますが、その分やりがいが感じられることもあります。
フリーランスは仕事が軌道に乗れば、自分の頑張りに応じて収入がどんどん増えていきます。
また企業のように余計な人間関係や、決まった勤務時間に悩まされることもないため、自分のペースで高収入を得ることができます。
こうした点は企業に属して働くのとは大きく違うため、目指してみるのも良いでしょう。
向き不向きはあるため、しっかりと時間を取って考えてみてください。

IT分野でキャリアアップするためには

まずは自分自身の状況を把握することが大切

ITの分野でキャリアアップするにはまず、自分の状況を確認する必要があります。
そのためにできることとして、多くの場合最初に「自己分析」が挙げられます。
自己分析とは「自分自身を振り返る作業」のことです。

これまで身に付けたスキルや経験、出してきた大きな成果などを紙に書き出してみましょう。
自分のこれまでの仕事を振り返り、思いついたことをなるべく具体的に細かく書き出すようにします。
このように自分のキャリアを改めて見直すことで、自分自身が置かれている状況を確認することができるのです。

さらに自己分析を通して、自分の強みや弱みをチェックすることもできます。
自分自身について考える機会はなかなか多くないため、何が得意で何が苦手なのかをきちんと分かっていないことがよくあります。
しかし紙に書き出して自分を振り返ると、どんな能力がある人なのかを知ることができるのです。

自己分析の作業自体は紙とペンがあれば簡単にできますが、自分と向き合って考えるのは大変な作業です。
そのためきちんと取り組む人は、意外と少ないです。
ですがキャリアアップを考えているならぜひ1度、冷静な自己分析の時間を取って行ってみてください。

会社の運営について知ることも大切

ITエンジニアとしてさらに高い仕事をするなら、会社の運営の仕組みについて知ることも大切です。
会社がどのような事業に力を入れていてどのように形が進められているのかを知ることで、それに合わせて自分の仕事や能力を高められるようになります。

やみくもに頑張るだけでは、企業が求める人材になれないことがあります。
自分自身が経営者の目線に立つことで、会社が求めている人材のニーズが理解できるようになるのです。
こうした視点から考えられるエンジニアはなかなかいないため、日頃から意識して考えると良いでしょう。

いつも最先端を続けることを意識する

IT業界は成長スピードが非常に早く、近年は更に加速しています。
こうした成長に追いついていくのは大変ですが、エンジニアとしてレベルの高い仕事をするには、常に最先端で活躍を続けることが大切です。
そのため過去に身に付けたスキルだけに固執するのではなく、いつも新たな言語や技術を勉強するようにしましょう。
学習を続けることで、貴重な人材になることができます。

最後に、IT業界でより高収入であったりやりがいのある仕事をしたい場合、転職エージェントに相談するのも良いでしょう。
転職エージェントは求人の紹介や転職活動のサポートを行ってくれるため、自分だけでキャリアアップを考えるよりもスムーズに収入アップやレベルの高い仕事を実現することができます。
基本的に転職エージェントは無料で利用することができるため、まずは相談だけでもしてみると良いかもしれません。

情報処理安全確保支援士試験

士業としてレベルの高いスキルを求められる情報処理安全確保支援士試験

情報処理安全確保支援士試験は、IT関連の資格の中でも大変レベルの高い資格となっています。
この名称からも分かるように、士業として登録制が採られていて、より高度で信頼性の高いスキルを持っているということを証明する資格となります。
IT関連の技術の中でも、特にセキュリティーについての資格となり、この分野では最高峰のスキルを問われるものです。

それだけこの資格に対する評価は高く、仕事をする上で、また転職などの面でかなり有利に働きます。
IT関連の仕事では、セキュリティーというジャンルはどこでも必要とされますし、非常に重要視されていますので、このスキルを身に着け資格を取るというのは大きな意味を持つことだと言えるでしょう。

情報処理安全確保支援士試験の概要

情報処理安全確保支援士試験は一日のうちになされ、マークシート方式と記述式の問題が出されます。
ネットワークやセキュリティー関連技術の総合的な問題が出され、年ごとにその内容は変わります。
そのため、毎年出版される情報処理安全確保支援士試験用の対策テキストや、専用の養成講座を受けるなどして、その年に合った対策をすることが資格取得のカギとなります。

情報処理安全確保支援士試験は、試験に合格したらいいというわけではなく、最終的に情報処理安全確保支援士として登録をすることによって、資格取得者としての業務ができるようになります。
そのためには、オンラインでの講習を試験合格後に受け続ける必要があって、ある程度の期間かかります。
登録されないと情報処理安全確保支援士として名乗ることはできませんので、この講習と登録までを一つのセットとして考えて、資格取得の準備をするようにしましょう。

仕事の面でのメリットは大きい情報処理安全確保支援士試験

IT業界に限らず、どの業界でもネットワークに接続されたシステムを使用していますので、ネットワークのセキュリティーを確保するというのは、今や欠かせないこととなっています。
そこで活躍できるのがこの情報処理安全確保支援士ですので、資格を持っていることの価値は非常に高いと言えるでしょう。
もちろん、業務自体は資格がなくてもできますが、どの企業でも信頼できる技術者に依頼したいと思いますので、その点での目に見える分かりやすい資格保有者というのは有利になります。

当然、転職をする時にも資格を持っているのと持っていないのでは大きな差を生み出します。
キャリアアップを狙うにはとても便利な資格ですので、実務を通して高いレベルのスキルをすでに持っているのであれば、それを客観的に証明してくれるこの情報処理安全確保支援士試験を取るようにするのも良いでしょう。

オラクルマスター資格とは

世界的に通用するオラクルデータベースのスキルを証しする資格

オラクルマスター資格は、オラクルデータベースの習熟度についての証明をする資格です。
このソフトはビジネスの世界ではとても一般的で、多くの企業で用いているため、ビジネスの世界でとても有用な資格となります。
また、オラクルマスター資格は日本国内だけでなく、世界中で通用するグローバル資格ですので、海外での就職や事業展開をする時などにも役立つという魅力があります。

オラクル製品に限定されたスキルを証明する資格ではありますが、類似するソフトは多いため、オラクルマスター資格を持っていることで、汎用製品についてのスキルもあると見られることになります。
一般的な使用だけでなく、高度な利用法やカスタマイズなどができるという、高度なスキルを問う試験ですので、やりがいがありますし、ここで身に着けたスキルは実際的にビジネスの現場で役立つことになります。

グレードに分かれているのでスキルに応じて受験する

オラクルマスター資格は、シルバーやプラチナグレードなど、いくつかのグレードに分かれています。
最初のクラスでは、ある程度実務経験がありオブジェクトの作成や関数の使用などのスキルが問われることになります。
グレードが上がっていくにつれて、データベースもしくはインスタンス環境を構築する実技試験が行われるなど、かなり高度なスキルが求められます。

グレードの高いクラスについては、下位グレードを取得していることが受験条件となることもありますので、徐々にレベルを上げていく形で資格を取っていくことになります。
目標を高く保って、ある程度の期間を考えてグレードを上げていけるようにしましょう。
目標を持ってスキルを向上させていけるのが、この資格の良いところだと言えます。

高いスキルを持っていると評価される資格

オラクルマスター資格は、グレードにもよりますが、全体的に高度なスキルが求められる試験であるため、この資格を持っていると高いスキルの保持者であるという評価を受けられます。
そのため、ビジネスの現場でとても有利になり、転職などもしやすくなります。
さらには、インストラクターやアドバイザーとして、オラクルデータベースに関する専門的な業務もできる道もありますので、活躍の幅を広げられるというメリットがあります。

なによりも、試験へのチャレンジを通して、実践的で高度なスキルを身に着けられますので、ITワーカーとしてのキャリアを向上させるのに役立ちます。
この世界では持っている技術、そしてそれを証明する資格や実績がとても大事ですので、スキルアップを怠ることなく、常に高い目標を持って努力していきたいものです。