IT関連の資格としての入り口にある基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、たくさんあるIT関連の資格の中でも難度が低いことなどから、IT関連スキルの入り口としてチャレンジできる資格となっています。
年齢や学歴、すでに何らかの資格を持っていることなどの条件が課されておらず、誰でも受けることができますので、気軽に挑戦できるのが魅力です。
そのため、これからIT業界への転職を考えている人や、就職を控える学生などがこの資格を取るというケースも多く見られます。
基本情報技術者試験は、あくまでも基本的な内容となりますが、他の上位資格に通じる道となりますので、まずはこの資格を取ることによって、スキルアップを徐々に続けていくことができます。
試験への準備をすることによって、IT技術の基礎を学べますので、一般的な仕事にも役立てることができる資格でもあります。
基本情報技術者試験の内容は?
基本情報技術者試験は学科試験のみとなっていて、午前と午後の二つの単位に分かれて試験を行います。
午前は小問形式のもので80題が出され、午後は大問13問となります。
どの問題もマークシート方式ですので、点数を取りやすいというのがこの試験のメリットです。
試験内容は、アルゴリズムやデータベース、セキュリティ、ハードウエア、ソフトウェアなど、かなり広範囲にわたるものです。
しかし、どちらかと言うと広く浅くという感じの問題となっていますので、しっかりと試験範囲を網羅するように勉強していけば、さほど難しくないでしょう。
また、特定の養成講座を受けることによって、午前試験を免除されるというシステムもあって、より効率よく資格を取ることもできます。
ある程度の準備期間が必要となりますが、独学でも十分狙える資格ですので、スキルアップのための頑張ってみるのも良いでしょう。
基本情報技術者試験を取ることのメリットとは?
基本情報技術者試験はあくまでも基本的な知識を問う資格ですので、この資格を取ったから高いレベルの職に就けるというわけではありません。
しかし、これからIT業界での仕事を得ようとしているのであれば、基本的なスキルを持っているということを証明するのに役立ち、就職もしくは転職を有利にします。
また、普段パソコンを使って仕事をしている人でも、しっかりと体系的にIT技術の勉強をしたいという人もいい資格で、応用の効く能力を身に着けられます。
この資格を取ることによって、よりレベルの高いスキルを身に着けるモチベーションとなり、上位資格を取るための第一段階とすることができます。
スキルアップを考えているのであれば、まずこの基本情報技術者試験からチャレンジしてみると良いでしょう。