まずは日々の業務でスキルを磨こう
建設業界には様々な分野がありますが、その中でも土木は未経験者でも採用されやすい分野の一つです。
未経験者の多くは現場で難易度のそれほど高くない基本的な作業から始めることになりますが、どのような基本的な作業でも、この業界でキャリアアップするためには必要不可欠な作業です。
日々の業務をこなしながらスキルアップをすることが、土木でのキャリアアップを目指したい人にとっては最初のステップと言えるでしょう。
土木に限らず、建設業界で知っておくべきスキルは一朝一夕で身につくわけではありません。
日々の積み重ねによって学ばなければいけませんし、さまざまな現場やプロジェクトを経験することにより、より難易度の高い業務に取り組めるスキルや経験値を身に着けることにつながります。
建設業界における作業でも、近年ではどんどん機械化やオートメーション化が進んでおり、効率化が図られています。
土木の分野でも例外ではありませんが、この分野においては機械化できない手作業が求められる部分がとても多く、今後も人の手作業に高いニーズが期待できます。
重機のオペレーターになるのもアリ
基本的な作業を経験して一定レベルのスキルを身につけたら、重機オペレーターになるというキャリアアップの方法があります。
土木現場においては、玉掛やクレーン作業など、重機の取り扱いが求められる現場が数多くあります。
こうした重機の取り扱いには専門的な免許や技能講習が必要となるものも多く、誰でも取り扱えるわけではありません。
重機のオペレーターとして資格を取得すれば、現場でオペレーターとして働くことができ、キャリアアップにもつながるでしょう。
重機はそれぞれ取り扱い方法が異なり、複数の資格や免許を取得することも可能です。
マネジメントを学んで管理者へ
土木現場では、現場を管理する現場監督がいます。
さらには、プロジェクトの設計やスケジュール、コストや人材管理などを幅広く全般的に管理する管理者もいます。
こうした管理職として働くためには、プロジェクトの全体的な流れを理解するだけでなく、一つ一つの作業の労力やかかる施工時間などにも精通していなければいけません。
多くの管理者は、それまで現場での作業に携わってきた人材です。
そう考えると、マネジメントを学ぶことで将来的には管理者としてステップアップできる可能性が期待できるでしょう。
マネジメントを学ぶためには、現場での経験やスキルが必要なだけでなく、施工管理技士や技術士と言った工事に関連した資格の取得がおすすめです。
中には、国家資格もあります。
資格を取得したら、その資格を生かせるような業務に携わったり、技術的な指導を行う職務を遂行できるようになります。
スキルアップにもつながりますし、現場でも高いレベルの人材という点で重宝されます。