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福祉用具専門相談員

福祉用具専門相談員とは

最近になって、有名になってきた資格に福祉用具専門相談員というものがあります。

福祉用具専門相談員とは、主に高齢者を対象として福祉機器の使い方、もしくは選び方をアドバイスするアドバイザーのことです。
福祉機器の中には、使用して良い場所、使用しないほうが良い場所があるなど、利用者の希望に合った福祉用具を提供するため、福祉用具専門相談員のアドバイスが必要となるケースも増えてきました。
過去に販売されていた福祉機器であれば、業者の方から色々と説明を受けられるようになっていたのですが、近年では福祉用具専門相談員を常駐化させることにより、専門的に福祉用具専門相談員が対応するようになったのです。
なぜ、過去は業者の方で対応していたのか?というと、それは福祉機器そのものがシンプルであったためです。

取り付けそのものをアドバイスするだけで問題なく、且つ高齢者からの依頼が少なかったため、アドバイスにも手間がかからないというケースが多くありました。
しかし、今では肉体だけでなく心身ともに障害を負っている人も多く、且つ高齢者の数も軒並み増えている状況なのです。
福祉用具専門相談員がアドバイスする福祉機器の中には、レンタル期間が定まっているものもありますので、そのようなレンタル期間を正確に案内する上でも、福祉用具専門相談員の存在は重要とされています。

また、福祉用具専門相談員は在籍に関する義務もありますので、福祉機器の販売、提供においては1名以上の相談員が必要という背景もあり、今では福祉用具専門相談員を必ず常駐させている業者も増えてきました。

福祉用具専門相談員は特殊?

福祉用具専門相談員ですが、資格試験のようなものを受けて資格を取得するというものではありません。

正確には、研修の修了者であれば福祉用具専門相談員になれるのです。
なので、特殊ではありますが福祉用具専門相談員になるための条件は、次のように定められています。
まず、福祉用具専門相談員は福祉用具供給事業従事者研修会を、50時間分で修了させておく必要があります。
こちらは社団法人で対応しておりますので、基本的に研修会で受ける内容が研修会によって変化するという問題もありません。
また、このような対応を終えた後は、福祉用具をレンタルしている会社、もしくは福祉施設で福祉用具専門相談員の常駐を検討している(募集している)施設を探さないといけないのです。

このような面で複雑、特殊と言われることも多いのが福祉用具専門相談員の特徴です。
しかし、今では専門的に相談員を雇用している業者では、シルバーマークといったマークを導入していますので、探す際はこちらを頼りにするだけでも問題ありません。