より高度な介護士の資格である認定介護福祉士
介護の現場で用いられる資格はいろいろありますが、基本となるのは介護士という資格です。
これは国家資格で介護の基本的な知識や技術を持っていることを証明する資格となります。
一方でこの認定介護福祉士は、民間資格となっていますが、介護福祉士の上級資格として一般的に扱われます。
原則として、この資格がないとできない業務というものはないですし、通常の介護士と行う業務そのものには変わりはありません。
しかし、より管理的な立場、もしくは教育的な上位者として働けるようになりますので、介護業界では重要な資格として位置づけられています。
認定介護福祉士を取るためには?
認定介護福祉士は、介護福祉士の上級資格となっていますので、まずはこの介護福祉士の資格を取る必要があります。
その上で、実際の介護現場で実務経験を5年以上積んでいるということが条件となります。
また、認定介護福祉士のための養成講座を600時間以上受けていることも、第二の条件として求められます。
これらの二つの条件を満たした段階で、審査機構に申請を出して認証を受けることによって資格が得られます。
資格を得るためには、ある程度長い期間にわたる実務経験と養成が必要となりますので、長期的な観点で資格取得を目指すようにしましょう。
認定介護福祉士を取ることのメリットと活躍の場
認定介護福祉士の資格は、介護現場において介護福祉士としての経験を長年にわたって十分に積み、今度は管理的な立場として働けるようになることを証しするものです。
そのため、介護の現場で働くことに加えて、後進の介護士を育成するという仕事を行えるようになります。
研修プログラムを作成したり、実際に細かな研修を実地で行ったりして、実践的な能力を持つ介護士を育てていくことになりますので、とてもやりがいがある仕事となります。
また、管理的な業務をするというのも、認定介護福祉士にとって大事な役割です。
施設全体の介護プログラムの計画を練ったり、改善点を見つけて具体的にどのようにしていったらいいのかなどを考えていきます。
施設長などの管理者と相談して、より全体的な面での仕事ができるようになります。
このように、認定介護福祉士はより活躍の場を広げるのにうってつけの資格ですので、転職にかなり有利に働きます。
また資格手当が付くなど、待遇面での向上にもつながりますのでメリットは大きいと言えるでしょう。
キャリアアップを介護業界の中でする上で非常に重要な資格となりますので、すでに介護福祉士の資格を持っているのであれば、次の段階としてこの認定介護福祉士を取ることを目標にするのも良いでしょう。