介護福祉士

介護福祉士とは

介護の資格で今でも人気の高い資格に、介護福祉士という資格が存在します。

介護に関する資格は他にも存在しますが、介護福祉士は唯一の国家資格として有名なため、今でも人気が高い資格として多くの人が資格試験を受けているのです。
また、介護福祉士が介護において必要となる場面は、主に介護を行う現場で仕事する場合です。
そのため、介護福祉士として勤務する場合は障害者、もしくは高齢者の世話をすることが多いと理解しておきましょう。

近年では、自宅で介護を必要としている人のために、ホームヘルパーとして働いている介護福祉士も増えています。
ホームヘルパーというのは、施設に常駐して介護をするのではなく、スタッフが実際に自宅を訪問する形で介護対象者を介護するのです。
人によっては寝たきりのためひとりでは体を動かすことすら難しいという人もいます。
このような利用者の場合には、身体を起こす、入浴の手伝いをする、おむつを交換するといった行為が必要になります。
なので、介護福祉士の仕事は他の仕事とは違い、体力が必要となる場合が多いのです。

そのため、福祉で働く人は女性だけでなく男性も多くなりました。

介護福祉士に関する情報

介護福祉士は人気の国家資格としても有名なのですが、それには理由があります。

介護福祉士の合格率は約58.0%とされていますので、年々でそれほど資格取得が難しくなくなっているのです。
また、介護福祉士の良いところは勤務先が非常に多いことです。
資格保有者となると、在宅サービス事業所、老人ホームといった施設で勤務できるようになります。
さらに、デイサービスセンターといった専門的な介護サービスを行っている業者でも働けるので、自分の都合、理想に合わせて勤務先を選べるケースが多いのです。

介護福祉士の平均年収は約320万円です。
賞与込みでこのような平均年収となっているのですが、勤務先によっては勤務時間がキッチリとシフトのため固定になっているので、近年では再就職を意識して主婦が介護福祉士の資格を取得するケースも増えています。
また、介護福祉士の資格取得ですが、受講資格として実務者研修を450時間受けておく必要があります。
このような研修は、介護福祉士を目指している人であれば、派遣を行いながらでも可能となっています。

というのも、業者のほうで手配してくれることがあるため、完全な未経験者であっても450時間の研修後に、介護福祉士の資格試験を受けられるからです。
また、450時間というと長期の研修になると思われがちですが、資格の中には500時間以上で実務者研修を受けなければいけないものもあります。
なので、それほど他の資格と比較して受講資格が厳しいわけではありません。