1. >
  2. >
  3. 防除作業監督者再講習

防除作業監督者再講習

建物の衛生環境を保つ役割を担う仕事

防除作業監督者という資格は、あまり聞いたことがないかもしれません。
ただ、実は生活と大きく結びついている職業です。

街にはさまざまな建物があります。
企業のビルや一般の人が住むアパートやマンション、一戸建ての住宅など、その種類はさまざまです。
こうした建物は単純に建てられているわけではなく、衛生面の基準を守って建てられています。
基準を守らずに建てられた建物は、倒壊や害虫による侵食などのトラブルが起きる可能性があります。
そのため衛生基準を守ることは必須となっており、建設するときは十分注意する必要があります。

しかし専門的な知識がないと、衛生面に配慮したビルや住宅を建てることはできません。
こうした知識を持っているのが防除作業監督者なのです。
この資格を持つ人は監督として現場で働くことになり、衛生基準をクリアしながら作業が進められているかを確認する業務を任されるようになります。

監督のため実際の現場作業は他のスタッフが行うことも多いですが、けして楽な仕事ではありません。
衛生に関する問題があると監督の責任になりますし、もし事故につながる欠陥が見つかってしまった場合は大変な事態に発展してしまう可能性もあります。
「監督の責任は部下の責任」というわけにはいかないため、しっかりと自覚を持って働く必要があります。

資格の勉強をして合格することでなることができる

防除作業監督者は、資格を取得することでなることができます。
タイトルは「再講習」となっていますが、これは初めて資格を取るときに受ける講習ではありません。
すでに資格を持っている人が更新をするために受ける講習のため、間違えないようにしましょう。

もし再講習を受けたいと思ったら、まずは防除作業監督者になる必要があります。
初学者用の講習に申し込み、カリキュラムをこなして試験を受けて合格すれば防除作業監督者になることができます。
再講習と普通の講習を間違えることはあまりありませんが、慌てていると間違える可能性がありますから十分に気をつけましょう。

講義の内容は幅広い

防除作業監督者になるための講義内容は幅広く、建築物環境衛生制度や作業・安全管理など、衛生基準を保つためのさまざまな内容を学習します。
大変に感じるかもしれませんが、こうした内容を学ぶからこそ、他の人にはできない仕事ができるようになります。
特に建物の崩落などの事故につながる危険性を事前に防ぐことができる業務ですから、やりがいは大きなものと言えるのではないでしょうか。

以上のように防除作業監督者は、やりがいのある仕事です。
世の中にある建物を保つという大切な職業のため、目指してみるのもおすすめです。