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病院清掃受託責任者

病院清掃受託責任者はどんな資格?

医療機関の多くは、清掃業務を外部業者へ委託しています。
委託される清掃業者は、受託責任者を設置することが医療法施行規則第9条によって規定されており、病院清掃受託責任者の資格がある人は受託責任者として活躍できます。

病院清掃受託責任者は、清掃業務に関する高い専門知識が求められるだけでなく、医療機関が持つ社会的な役割や医療関係の法規、また衛生や環境についても高い知識が求められます。
また病院では患者さんのカルテなど数多くの個人情報を取り扱っているため、個人情報の保護に関しても専門的な知識や法律を理解しなければいけません。

病院清掃受託責任者はどのように資格を取得できる?

病院清掃受託責任者の資格を取得するためには、まず最初に講習会を受ける必要があります。
講習はネット環境を利用して自宅で受講することができますが、学科の公衆機関や集合講習機関などには期間が設けられているため、マイペースで学習しながらも期間内に講習を全て終わらせる必要があります。

全てのカリキュラムを修了すると、最後に審査が行われます。
審査に通ると修了証交付してもらうことができ、これは4年間有効です。
この資格は自動的に資格を更新できるわけではないため、有効期限が切れる際には再びカリキュラムを受講し、もう一度講習を受けた上で資格の再取得が必要です。

病院清掃受託責任者の資格を取るメリット

病院清掃受託責任者の資格を取得することで得られる1つ目のメリットは、病院の清掃業務に従事できるという点です。
衛生環境や安全環境に厳しい医療機関での清掃業務は、大きなやりがいや充実感を得られるのではないでしょうか。
また病院は冷暖房が完備されているため、快適な環境で働けるという魅力もあります。

2つ目のメリットは、カリキュラムの多くを在宅で受講できるという点です。
育児や介護などで外出することが難しい人でも、病院清掃受託責任者ならパソコンがあれば自宅で受講できますし、基本的には録画されているコンテンツをマイペースで学ぶので、ライフスタイルに合わせて学びやすいという点が魅力です。
ただし、集合講習に関しては指定された会場で対面の講習を受けるので日程の調整が必要になります。

3つ目のメリットは、年齢や学歴に関係なく、誰でも資格を取得できるという点です。
資格の多くは合格率が低い試験を受験しなければいけませんから、試験が苦手という人にとっては精神的なストレスを感じるでしょう。
しかし病院清掃受託責任者の資格は、集合講習の後には考査があるものの、受講内容を理解していれば問題なくパスできます。
試験が苦手な人にとっても、取得しやすい資格ではないでしょうか。