3K業界は誤解されている

3K労働とは

3Kというのは「きつい」「汚い」「危険」の頭文字を取ったものであり、この3つの要素が含まれている労働のことを3K労働といいます。
3K労働と考えられている仕事には建設や土木といった肉体労働、介護士や看護師、警察官などが含まれています。
これらの仕事は仕事内容や労働条件がとにかく悪いというイメージがついています。

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3Kという言葉が日本で流行りだしたのは1990年頃です。
この頃には、3Kの業界で人手不足が問題となったため、外国人労働者の採用が急速に進みました。
92年になると流行語大賞として9Kという言葉まで登場したほどです。

9Kというのは、看護師の仕事は従来の3Kだけではなく、休暇が取れない、規則が厳しい、化粧がのらないなどさまざまな要素があるため、それらをまとめたものです。
この数十年の間に労働環境を改善させることが急務となっています。
仕事は人生の大部分を占めるものであり、その環境が悪化してしまうと、心身に大きなストレスを抱えることになるからです。

今でも3Kの職場は忌避される傾向があり、景気が回復していくとますます3K職場の人手不足が問題となります。
その結果、外国人労働者をもっと受け入れるべきだという声が強まっています。

3Kの職場に共通しているものとして、我々の生活に密接に関わっていて、なくてはならない業界が多いです。
たとえば、警察官がいなければ治安を守ることはできませんし、看護師や介護士がいなければ健康的な生活を送ることができなくなるでしょう。
建設や土木で働く人がいなければ、建物や橋といった建造物を維持することは困難となります。

3K職場が問題視されるのは、それが人間の生活にとって必要なものだからです。
これらの職場の人手不足が進んでしまうと、それによる影響を受けるのは我々国民なのです。

3K業界は誤解だらけ

ここまでで3K業界について説明してきましたが、実は3K職場が本当につらいものであるのかはっきりと理解している人は少ないです。
マスコミの報道やネット上の意見などを鵜呑みにしてしまい、3K職場に対して偏見を持っている人がほとんどでしょう。
実際には3K職場と呼ばれている仕事はそれほど悪いものばかりではありません。

確かに3Kとされている職場の中には実際にきつくて汚くて危険な仕事が伴うケースはあります。
しかし、そもそもどのような仕事であっても3Kの要素は多少なりとも存在しています。
したがって、3K職場に対するイメージを改めることは重要なことです。

当サイトではこれまで敬遠されがちだった3K職場について、仕事のやりがいや、その内容などを紹介します。
これまであまり知ることのなかった3K職場についての詳しい情報を提供していきます。

特に清掃業界と介護業界、建設業界に的を絞っていますので、3K業界に興味のある方はぜひとも参考にしてください。

>>清掃業界
清掃業界の実情ややりがいについて。

>>介護業界
介護業界にはどのような仕事があるのか。

>>建設業界
建設業界は一体どのような世界なのか。

>>新3Kとは
新3Kとは一体何なのか説明します。