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大工工事業

木製以外は別業者

大工工事業とは、主に大工工事や型枠工事、造作工事などを執り行う業種です。
木材加工に関する取り付けや、工作物の築造を行っています。
そのほか、木製の設備に対し、木材で作成した工作物を取り付ける作業も行うのが特徴です。

大工工事業における大工工事は、外壁や柱といった場所に、木材加工を行うものです。
それに対し型枠工事とは、コンクリート製の建物に対し、コンクリートを流し込む際に使う木製の枠の取り付けを行います。
ちなみに木製以外に関しては、とび・土工・コンクリート工事業が行うので覚えておきましょう。
また、造作工事では、木製の床板や天井、棚、建具などを取り付けることが挙げられます。

学歴から専任技術者になる方法

学歴から大工工事業の専任技術者になるには、高校卒業後、5年以上の大工工事業に関する実務経験をこなしている事が条件です。
また、高等専門学校や大学卒業後、大工工事に関係する実務経験を3年以上行っていることが挙げられます。
実務経験を証明するためには、在籍していた会社での年月や、実務従事していた年月を証明しなければいけません。

高校中退など何らかの理由があり、学歴が乏しい場合であっても、大工工事業では専任技術者としての資格を得られます。
これまでの学歴に関係なく、実務経験が10年以上あれば要件を満たす事ができるので、既に職場で働いている方は覚えておくようにしましょう。

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資格から専任技術者になる方法

大工工事業にて、資格から専任技術者になる方法としては、建築に関する資格を得ることが重要です。
一般的な資格としては、一級建築施工管理技士というのが挙げられます。
そのほか、仕上げや躯体においては二級建築施工管理技士という資格が必要となることも覚えておきましょう。

また、木造建築士・建築大工といった資格や、一級建築士・二級建築士といった資格を持つ事により、専任技術者として働く事ができます。
資格の証明は、資格証の原本及び写しが必要となりますが、実務経験を証明するよりも簡単であるため、簡単に手続きが行えるでしょう。

型枠大工工事業とは

通常の大工工事業とは異なり、型枠大工工事業という業種もあります。
主に鉄筋コンクリートなどを使った建物での仕事を行うものです。
大工工事業ではコンクリートを流し込む際、木製の枠を使用します。
この枠を作る仕事こそ、型枠大工工事業のお仕事です。

型枠大工工事業では施工方法に関する提案から設計図の作成などを一任して行うのが一般的です。
その際、基幹技術者が職長として各技術者へと指示・指導がなされます。
チームワークが試される仕事でもあるため、優秀な基幹技術者がいる作業場では、計画よりもスムーズに作業が終わってしまう事も少なくありません。