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  2. IT業界のキャリアアップ

IT知識を活かした営業職について

IT知識を活かした営業職の仕事内容

IT知識を活かした営業職は、IT関連の製品やサービスの営業活動を行います。
基本は営業職ですが、扱うものがシステムやソフトウェアなどIT関連のものになるため、ITについての専門知識やスキルが必要です。
営業職のさまざまな種類のなかでも、特に高い専門性を要求される職種と言えるでしょう。

具体的な仕事内容は、顧客が抱える課題を発見し、それを自社の製品やサービスで解決できると提案することです。
情報システムやソフトウェアの開発・導入、ウェブサイトの作成、ウェブマーケティングなど、IT関連の仕事はさまざまですが、それらの製品やサービスを販売して自社の売上をアップするために、IT知識を活かした営業職は存在しています。
また、契約を取るまででなく、その後のアフターフォローなどもIT知識を活かした営業職の仕事範囲です。
一方、社内では自社のプログラマーやエンジニアとも密なコミュニケーションを築いておく必要があります。

IT知識を活かした営業職に必要なスキル

営業職としての知識や経験、スキルは前提として、自社が扱うIT関連の専門的な知識とある程度のスキルが必須です。
また、IT関連の製品やサービスについてわかりやすく説明できる力も求められるでしょう。
相手となる顧客はITの専門家ではないため、高度な知識を持っているだけで一般の人に理解してもらえないようでは、営業職は務まりません。
説明能力は特に重視されるスキルと思ってよいでしょう。
法人顧客が相手の場合、顧客の課題を聞き出すヒアリング力、それをどうして自社の製品が解決できるかを納得させることのできるプレゼンテーションスキル、加えて、断られてもめげないタフさなどが求められます。

なお、相手となる顧客も、同様に特殊性や専門性の高い業種であることが多いです。
自社の製品やサービスの知識はすごくても、相手の専門的な話を理解できなければ営業職としての役目は果たせません。
製造業、金融業、士業などの業界・業種を相手にする企業であれば、それらの知識はある程度備えておく必要があります。

IT知識を活かした営業職になるには

一般的に営業職は未経験から目指せる仕事ですが、IT業界での経験がないとこの職種にいきなり就くことは難しいです。
ただ、法人営業が中心となるため、その経験があればあとはIT関連の知識をつけることで転職で有利に働きます。
IT関連の知識やスキルを身につけるには、ITパスポートなどの関連資格の取得を目指しましょう。
資格取得に至る過程で多くのことが学べますし、また、独学で資格を取得した実績があると転職市場で大きなアピールポイントになります。

加えて、「なぜ他の営業職ではなく、IT知識を活かした営業職なのか?」も必ず聞かれるポイントです。
この仕事に就くには、明確な志望動機を用意しておきましょう。

組み込みエンジニアについて

組み込みエンジニアの仕事内容

組み込みエンジニアとは、家電製品やIT機器に搭載される制御システムを作るエンジニアです。
Wi-Fiルーターがわかりやすい例ですが、最近では家電製品にもインターネットに接続できるものが増えたため、それらの開発も組み込みエンジニアの仕事になります。

組み込みエンジニアの仕事内容は多岐にわたります。
製品の企画からシステム、ハードウェア、ソフトウェアの設計、また、設計後の実装やデバッグテスト、保守点検なども組み込みエンジニアの仕事内容です。
ただし、最初から一人で全部の仕事を任されるわけではなく、新人の場合、多くの人は実装やデバッグテストからスタートします。
実装やデバッグテストで経験を積んでから、企画や設計などの上流工程に徐々にかかわるようになるのが一般的な流れです。

組み込みエンジニアに必要なスキル

組み込みエンジニアは上記のように仕事内容が多岐にわたるため、求められる知識とスキルの幅もかなり広いです。
そのなかでも、組み込みOSに何が使われているかによって、特に必要なスキルを3つに分けることができます。
組み込みOSにLinuxを使っている場合、一般的なPCのアプリケーション開発と違いが少ないため、C++やJavaなどの言語のスキルがあるとよいでしょう。
チップ用にさまざまなドライバがあるケースもあります。

次に、組み込みOSにRTOSを使うケースです。
この場合、「タスク」という優先度によるスケジューリングの概念をもとにC言語で開発することが多いので、そのスキルが必須となります。
また、Linuxのドライバを移植したり自分でドライバを開発したりしなければならない場合もあるので、ドライバに関するスキルも必要です。
3つ目はOSを使用しないケースですが、この場合スケジューラなど管理機能を自分で開発できるスキルが求められます。

組み込みエンジニアになるには

上記のように組み込みエンジニアにはさまざまなスキルが求められますが、まずは前提としてプログラミングスキルを身につけておくべきでしょう。
独学でプログラミングを学ぶことも可能ですが、時間も労力もかかります。
体系的に学べるスクールの方が効率は良いです。
費用はかかりますが、実務に必要な知識も同時に身につけられるため、組み込みエンジニアを目指す方法として最短ルートと言えるでしょう。

または、組み込みエンジニアとは異なる職種で経験を積み、そこで培った知識やスキルを生かして転職するという方法もあります。
現在、ITエンジニアの方なら経験次第で転職は十分に可能です。
なお、組み込みエンジニアに必須資格はありませんが、関連資格を取得していることで就職・転職の場でアピールになります。

テストエンジニアについて

テストエンジニアの仕事内容

テストエンジニアとは、家電やIT製品が仕様どおりに動くことをチェックする仕事です。
品質向上のためにさまざまなパラメーターを設定して、複数回のテストを行います。
それをもとに、設計ミスやプログラムのバグなどを修正するのもテストエンジニアの仕事です。

テストエンジニアの仕事内容をさらに具体的に見ましょう。
まず、テストを行うためには何を目的にどのような方法で、また、どのぐらいの期間をかけてなど決定しなければならないことがいろいろあります。
製品の開発元からの情報をもとに、それらを検討してテスト計画を作るのが最初の仕事です。

テスト計画ができたら、次にどのような観点でテストするかを決定します。
重点的にテストするポイントや、そのためにはどんな技法のテストがふさわしいかを検討するのも仕事です。
テスト観点が決まったら、続いてテストの設計図(テストケース)を作ります。

次は、テストの設計図にもとづいて実際にテストを実施します。
仕様書のとおりプログラムが作動するかをチェックし、必要があればテスト証跡を記録しておきます。
企業によっては、プログラマーやシステムエンジニアらがテストを実施するところもあるでしょう。
しかし、一般的にテストの実施も含めてテストエンジニアの仕事と考えられています。

テストの実施後、その結果をまとめて資料を作成します。
その資料をもとに、製品の開発者やプロジェクトマネージャー、プロジェクトリーダーらとレビューし終了です。
要望によっては再テストを実施することもあります。

テストエンジニアに必要なスキル

テストエンジニアは、テスト対象のソフトウェアの知識が必須です。
実際にソフトウェアを開発できるスキルがないと、対象物がどのように実装されたのかがわかりません。

また、テスト中に別のテストケースが発見されることもあります。
そんな時も、ソフトウェアの知識がなければ適切なテストケースかどうか判断しづらく、開発者に提案することもできないからです。
加えてプログラミングスキルがあると、バグの修正まで一人でできるためキャリアアップにつながります。

テストエンジニアになるには

テストエンジニアはテスト工程を効率よく実施する必要があるため、まずそのスキルを身につけることを目指しましょう。
IT関連の国家資格があるとスキルの証明になります。

一方、未経験者がいきなりなるのは難しい仕事です。
ただし、企業によっては未経験者を社内で育成する方針のところもあります。
未経験からスタートする場合、テスターを端緒として段階的にキャリアアップし、テストエンジニアになるというプロセスが一般的です。
未経験でも応募可能な求人を見つけた時は、積極的に応募してみてはいかがでしょうか。

データサイエンティストについて

データサイエンティストの仕事内容

データサイエンティストは、ビッグデータの分析と、それをもとにした企画立案や課題の発見、状況の改善などを行う専門職です。
ビッグデータの分析はあらゆる業界でニーズが高まっており、IT業界だけでなく、金融や電力業界、また、アパレル業界などでも必要とされています。

具体的な仕事内容は、まず、顧客の抱える課題や問題点を洗い出します。
次に、それらの解決に必要なデータを収集するとともに、その分析を行います。
分析ができたら、それを顧客と共有するための資料作成です。
それにもとづいて、具体的な改善策などを提案します。

データサイエンティストに必要なスキル

データサイエンティストの肝となる役目はデータの収集と分析ですので、分析学や統計学の知見は必須です。
微分積分、確率統計、行列など、高校で学習するレベルの数学は理解しておく必要があります。
また、実際にツールを使用して分析を行う必要があるため、個々のツールに対する理解と取り扱い能力も必要です。
加えて、データを分析し、それにもとづき課題点や改善策を提案するには論理的思考力も欠かせません。

それ以外では、プログラミング言語のスキルも求められるでしょう。
最近の主流はPythonとR言語なので、これからデータサイエンティストを目指すのであれば、少なくともどちらか一方は習得しておくべきです。
未経験から目指すのであれば、Pythonの方が学習しやすいと言われているので参考にしてください。

データサイエンティストになるには

データサイエンティストになる人の多くは、大学の理系学部や大学院などで専門的な勉強をしています。
実際、今では多くの大学でデータサイエンス学部を新設するなど、この分野への期待は高いです。
専門学校でもデータサイエンスを学べるところはありますから、これから進学予定の方は参考にしてください。

エンジニアの方は、転職してデータサイエンティストを目指すことが可能です。
エンジニアのなかでもウェブエンジニアやデータベースエンジニアの場合、データサイエンティストの業務で求められるスキルと共通するところが多いので、転職に有利になると予想されます。
また、先に挙げたプログラミング言語を用いたアプリ開発や機械学習の経験があると、転職で大きな武器になるでしょう。

分析力を生かした転職も可能です。
アナリストやマーケターの方は、すでに市場の分析や経営戦略の立案などに長けているでしょう。
それらのスキルに加えて、プログラミングスキルを身につければ、転職してデータサイエンティストとして活躍できるチャンスは大いにあります。
Pythonなどの言語や機械学習のアルゴリズムについて、自学自習でもある程度身につけておくと有利になるでしょう。

プロジェクトマネージャーについて

プロジェクトマネージャーの仕事内容

プロジェクトマネージャーの仕事は、顧客の要望でITシステムを開発する時に、それに必要なすべての要素(予算、開発メンバー、スケジュール等)を決定し、開発に当たるチームを組織して、実際にプロジェクトを完遂するまで引っ張ることです。
したがって、具体的な仕事内容は非常に多岐にわたります。
最初の段階は、顧客がどんなシステムを求めているかをヒアリングし、それにもとづいてシステムに必要な構造や機能を決定、およびそれを実行するのに必要な人員や予算、スケジュール等を明確にすることです。

実際にチームを組織したら、個々のメンバーにプロジェクトの目的やスケジュール等を共有します。
プロジェクトの進行中は、各工程の進捗状況をチェックしながら、予定通りプロジェクトを完遂できるよう適宜管理するのが仕事です。
また、顧客の要望による変更点などがあった場合、随時メンバーに伝えて、必要ならスケジュールの調整なども行います。

一つのプロジェクトには多くの人材がかかわります。
プロジェクトマネージャーは、開発チームと顧客の調整役だけでなく、他部門との情報共有や連携など、プロジェクト内の人間関係を円滑にするためのあらゆることが仕事です。
プロジェクトが終了しても、プロジェクトマネージャーの仕事は終わりではありません。
今回のプロジェクトを振り返ってみて、何か改善点や問題点はなかったかを検証します。

プロジェクトマネージャーに必要なスキル

上で見たように、プロジェクトマネージャーはプロジェクト内の人間関係を円滑にする役目を担います。
したがって、高いコミュニケーションスキルが不可欠です。
また、顧客の要望を聞くだけでなく、チームからの提案や要望なども考慮しなければならないため、顧客との交渉力も求められるでしょう。

そのほか、予算やスケジュールなどを管理することもプロジェクトマネージャーの仕事なので、高度なマネジメントスキルも必要です。
もちろんチームをまとめるリーダーシップや、人にわかりやすく説明するプレゼン能力なども求められるでしょう。

プロジェクトマネージャーになるには

プロジェクトマネージャーは、未経験からいきなりなれる職種ではありません。
プロジェクトリーダーもそうですが、最初はプログラマーとしてスタートし、システムエンジニアなどを経て経験を積みます。
その後プロジェクトリーダーとしてチームを監督する経験を積んだ後、全体のマネジメント役としてプロジェクトマネージャーになるというのが一般的な流れです。

このように経験が物を言う職種なので、プロジェクトマネージャーに必須の資格などはありません。
ただし、情報処理推進機構(IPA)認定の情報処理技術者試験を受けておくと有利に働くでしょう。

プロジェクトリーダーについて

プロジェクトリーダーの仕事内容

プロジェクトリーダーとは、プロジェクトを完遂するために担当領域を監督する責任者のことです。
チームの構成員の得意領域によって個々の担当領域は異なりますが、プロジェクト全体を管理するプロジェクトマネージャーの下位において、担当する領域のトップとしてチームを総括する必要があります。
要は、現場の責任者ということです。

プロジェクトリーダーの仕事内容は、プロジェクトを完遂するための計画立案から、課題や問題がある時はその解決も率先して行うことなど多岐にわたります。
チームメンバーの指導や育成も仕事の一部です。

プロジェクトリーダーに必要なスキル

チームメンバーを総括するのがプロジェクトリーダーの仕事ですので、高いコミュニケーションスキルが不可欠です。
個々のメンバーをよく観察し、それぞれに適切な声かけを行い信頼を得るとともに、現場の状況を把握し、的確な対処をする必要もあります。

また、チームの先頭に立つわけですから、強いリーダーシップも必要です。
周囲の人たちをぐいぐい引っ張るだけでなく、個々のメンバーに対して細やかな気遣いができることも求められます。
したがって、リーダーシップとは、その人に備わるもともとの資質やこれまでのキャリアで培われた経験などが大きく影響するスキルと言えるでしょう。
加えて、人材配置や品質管理、スケジュール管理など、リーダーとしてさまざまなことを管理するマネジメントスキルも必要です。

もう一つ、プロジェクトリーダーに必要なスキルとして危機管理能力が挙げられます。
エンジニアが複数人かかわるようなプロジェクトの場合、個々人の力量に差があることで齟齬をきたすことは大いに考えられることでしょう。
トラブルや不具合が発生した時に適切な対処を取れるかどうかのスキルが問われます。

たとえ堅固な体制を築いていても、トラブルや不具合など予期せぬ危機が起こることはあり得ます。
そんな時、プロジェクトリーダーは速やかに適切な対処を行う必要がありますが、それには日ごろから考えうる限りの事態を想定しておくことが必要です。

プロジェクトリーダーになるには

プロジェクトリーダーには、未経験からいきなりなることはできません。
一般的にはプログラマーとしてスタートし、システムエンジニアなどの経験を重ね、それらの経験で培った知識やスキルを生かしてプロジェクトリーダーを任されるというパターンが多いです。
そのため、最低でも数年の実務経験が必要でしょう。

なお、プロジェクトリーダーになるための必須資格はありません。
資格より、現場で生かせるマネジメントスキルやリーダーシップが物を言います。
ただ、プロジェクトリーダー試験や応用情報技術者試験などがあると有利です。

インフラエンジニアについて

インフラエンジニアの仕事内容

IT業界でのインフラとは、具体的にはネットワークやサーバーなどのインターネットやシステムの使用に必要なもののことです。
インフラエンジニアとは、これらを扱う技術者を指します。
そのため仕事内容は多岐にわたり、ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアなどと細分化することが可能です。
職場によってはさらに細かく役割が分かれているところもあるでしょう。

なお、システムエンジニアという仕事もインフラエンジニアとよく似ていますが、こちらはアプリケーションやソフトウェアなどシステム全般の開発をする仕事です。
そこがIT基盤を扱うインフラエンジニアと違うところで、インフラエンジニアの作る基盤を使ってシステムエンジニアが開発したものを動かすとイメージするとわかりやすいでしょう。
ネットワークエンジニアの仕事は、電子機器をLANケーブルやルーターで接続し、安定したネットワーク環境を構築することです。
また、安全に運用できるよう不具合などが発生しないか定期的に保守点検も行います。

サーバーエンジニアの仕事内容は、サーバーの構築、運用、保守点検などです。
ウェブサーバーやメールサーバーなど、サーバーにもさまざまな種類があります。
それらを設計・構築するとともに、不具合やトラブルが発生した時の対応まで行うのがおもな仕事内容です。
また、情報セキュリティを専門に扱うセキュリティエンジニアもインフラエンジニアに含まれます。

インフラエンジニアに必要なスキル

上記のように、インフラエンジニアの扱うインフラには多くの種類があります。
個々のウェブサービスのためのインフラもあれば、大規模な通信キャリアのインフラもあるようにさまざまです。
そのため、まずは自分の扱うインフラについて把握し、どんなシステムやアプリケーションが求められているのかを意識しながら構築できる能力が求められます。

また、IT業界では次々と新しいテクノロジーが誕生しています。
インフラエンジニアは、最新の技術について常に敏感であるべきで、新しい技術を自ら学ぼうとする積極性が重要です。
この姿勢は、実際にこの職に就いて以降も常に求められます。

インフラエンジニアになるには

未経験でもインフラエンジニアになることはできますから、未経験者応募可の募集案件に応募してみましょう。
ただし、未経験からインフラエンジニアを目指すには、何よりも自己研鑽できる人材であることをアピールする必要があります。
その証拠として、AWS認定資格、CCNA、LinuCなどの資格を取得しておくと大きなアピールになるでしょう。

また、数あるエンジニア職のなかで、どうしてインフラエンジニアを志望するのかといったことは必ず尋ねられます。
インフラエンジニアでなければいけないという具体的な志望動機を用意しておくことが必須です。

ブリッジシステムエンジニアについて

日本と海外の橋渡し的な役割を果たす職種

ブリッジシステムエンジニアとは、あまり聞いたことがないかもしれませんが、日本国内の企業と海外の企業の橋渡し的な役割を担う人材を指します。
近年はグローバル化が進んでおり、日本だけでビジネスを完結させるのではなく海外でも事業を展開する企業が増えています。
ただ、通常のシステムエンジニアは日本で働くことを想定している人が多くそのまま海外での仕事に対応できる人は少ないです。

こうしたときに活躍するのが、ブリッジシステムエンジニアです。
この職種の人は海外でのITビジネスに関する専門知識を持っていたり、外国語を話したりすることができます。
そのため海外企業ともスムーズにコミュニケーションをとることができ、企業の利益や売上アップに貢献してくれます。

グローバル化は今後も止まらず、さらに加速する可能性が高いです。
そのためブリッジシステムエンジニアの需要も高まることが予想され、これからキャリアを積むために最適な仕事といえます。
「ITの仕事を始めたいけれど、どんな職種が良いかわからない。なるべく将来性がある仕事がいい」という場合、この職種はおすすめです。

英語スキルは必ず必要

ブリッジシステムエンジニアはIT系の職種のため、もちろんITに関する知識・スキルが必要です。
ただ、それ以外に重要なものとして、「英語スキル」が挙げられます。
さらに勤務する場所は必ずしも英語圏でない場合があり、中国なども可能性としてあります。

やはり英語が話せるメリットはまだまだ大きく、多くの国で働けるチャンスがあります。
まずは英語がスムーズに話せるかどうか、また、書いたり読んだりできるかどうかを確認しておきましょう。

英語を学ぶには、英会話スクールに通うのも良いですが、最近は動画サイトでも手軽に学ぶことができたり、洋画などを見ても勉強できたりします。
もちろんブリッジシステムエンジニアとして必要な英語力はビジネスで通用するレベルのため、日常会話レベルでは対応できません。
習得するにはしばらく期間がかかるかもしれませんが、継続して勉強することで身につけることができるはずです。

英語をマスターするには時間がかかるため、まずは少しずつ勉強を始めましょう。
1年や2年ほど続ければ、大きなレベルアップになっているはずです。

ブリッジシステムエンジニアになるための道

ブリッジシステムエンジニアになるためには、転職エージェントを活用するのがおすすめです。
転職エージェントに登録するとアドバイザーが求人の紹介やサポートをしてくれるため、これに沿って準備を進めましょう。
何度か面接を受ければ、採用してもらえる企業が見つかるはずです。

ネットワークエンジニアに必要なスキル

ネットワークシステムを構築する仕事

近年は多くの企業がインターネットやIT技術を活用しています。
企業が独自のシステムを活用してビジネスを進めていることも多く、当然システムを構築する担当者が必要になります。
こうした社内のシステムを作るのが、ネットワークエンジニアです。

ネットワークエンジニアは主にプログラミング作業を行い、社内のシステムを構築するのが仕事です。
会社によっては既存のシステムがある場合もありますが、これは完璧なものではないことが多いです。
また、時代によってシステムに求められる機能も変わるため、常に改善を続ける必要があります。

さらに社内のシステムは、ときどき正常に動作しなくなってしまうことがあります。
こうしたトラブルに対処するときも、ネットワークエンジニアが必要とされます。
トラブルはいつ起きるかわからず、原因がなかなか突き止められないこともあるものです。

こうしたとき、ネットワークエンジニアは夜中でも作業することがあります。
大変に感じるかもしれませんが、「会社のシステムを自分が支えている」という実感を得られますから、ネットワークエンジニアは非常にやりがいのある仕事でもあります。

ネットワークの知識だけでなく、コンピューターシステムの知識も必要

ネットワークエンジニアとして働き始めるとき、初心者は「ネットワークのち知識さえあれば良いのだろう」と考えてしまうことがあります。
しかしネットワークシステムはコンピューターシステムと密接に関わっており、コンピューターシステムの知識もきちんと理解しておく必要があります。

ただし、始めのうちは目の前のネットワークに関する仕事をこなしていくだけでも精一杯なはずです。
WAN系、LAN系、無線LANなどのスキルをしっかりと身に着けてください。
そして経験を積み重ねてネットワークシステムの知識がある程度ついてきたら、コンピューターシステムにも目を向けてみましょう。

ハローワークに求人は少ない。転職サイトを見てみる

ネットワークエンジニアになりたいと思ったら、求人を探す必要があります。
求人はハローワークでも探すことができますが、ネットワークエンジニアの仕事はハローワークには少ないことが多いです。
そのため転職サイトを活用するほうが、よりスムーズに仕事を見つけられるはずです。

求人によっては採用条件として、一定水準のスキルを身に着けている必要があることもあります。
こうしたときは、自分が持っている知識やスキルで通用しそうか考えてみることから始めましょう。
条件から大きく外れているのに熱意だけで入社しても、働き始めてから後悔することにもなりかねないため気をつけましょう。

Webデザイナーに必要なスキル

Webのさまざまなデザインを担当する

webデザイナーは、インターネット上のWebサイトやアニメーション、動画などのデザインを行う仕事です。
デザイナーと聞くとお洒落で格好良いイメージを持つ人も多いと思いますが、Webデザイナーは実は大変な業務です。
かなり忙しい会社も多いため、働くことを考えるならまず仕事内容や残業時間などを確認しましょう。

Webデザイナーの主な仕事は、もちろんですがデザインです。
割り当てられるサイトや動画、広告などのデザインを作り期日までに仕上げます。
こう聞くと単純に思えるかもしれませんが、ひとつのデザインを完成させるまでには実はかなり多くの作業が必要で、多くの労力が必要とされます。

1人に割り当てられる作業量がかなり多いこともよくあり、自分のキャパシティを超えてしまうこともあります。
デザイナーを目指す場合、こうした働き方になることはある程度予想しておくことが大切です。

ただしその反面、デザイナーは自分のした仕事が目に見える形で世の中に出るため、やりがいを感じられることは多いです。
「このWebサイトは自分がデザインを担当したのだ」という実感があると、モチベーションにも繋がります。
また、クオリティの高いデザインを仕上げることができると、さまざまなところから仕事の依頼が来ることもあります。

まず必要なスキルは、デザインのスキル

Webデザイナーになるためにまず必要なスキルは、デザインソフトのスキルです。
Webサイトなどのデザインを作るには、Photoshopというソフトを使うのが一般的です。
このソフトを使いこなせるようにしておかないと仕事にならないことが多いですから、最初に勉強して求人に応募しましょう。

また、Photoshop以外にも企業によって使っているソフトは異なり、なるべく多くのデザインツールを使いこなせるようになっておく必要もあります。
そうすると幅広い企業の仕事に対応しやすくなり、収入アップも狙いやすくなります。

ITの仕事をこれから始めたい人にもおすすめの仕事

Webデザイナーは未経験からでも目指しやすい職種で、まずはPhotoshopを使えるようになれば簡単な仕事はこなせるようになります。
会社によっては未経験からでも単純作業から任せられてステップアップできるところもあるため、まずは求人を見てみるのも良いでしょう。

「ITのスキルは今はあまりないけど、今後は頑張りたい」という場合、デザインのスキルを身に着けてみてください。
そうすれば新しい可能性が見えてくるはずです。
ただしWebデザイナーは忙しすぎて途中で嫌になってしまう人もいるため、せっかく磨いたスキルを無駄にしないよう注意が必要です。